車のバッテリーは定期的な交換が何より大切です
バッテリーが古くなるとエンジンがかからなくなります
車のエンジンがかからない!
そんな時にまず疑うのが、バッテリー上がりです。
すべてのガソリン車には自動車用バッテリーが搭載されています。
バッテリーは充電式の電池で、身近なスマホに搭載されているものと同じ仕組みです。
エンジンのスターター(セルモーター)やライト、エアコンやカーナビなど、車に搭載されているすべての電装品に電気を送る働きをしています。
バッテリーの寿命は2年から3年が目安とされており、バッテリーが寿命を迎えると最終的にはエンジンがかからなくなってしまいます。
バッテリーの性能向上により突然寿命を迎えるケースも増えている
車のバッテリーは、充電と放電を常時繰り返しているため、劣化が進むとライトが暗くなったり、エンジンをかけるときのクランキングのスピードが遅くなったりする症状が現れてきます。
最近はバッテリーの性能が向上してきていて、寿命の寸前まで十分な性能を発揮できるためか、劣化の症状が現れる前にいきなりエンジンが全くかからなくなってしまうことも増えています。
定期的な診断と、早めの交換が、突然のバッテリートラブルを防ぐ最善の方法です。
長崎県ならではのバッテリー事情
長崎の気候はバッテリーにどう影響するのか
長崎県は島や半島が多く、海沿いの道を走る機会が多いため、温暖なぶん油断しやすい地域です。
「寒くないからバッテリーは平気」と思われがちですが、実はバッテリーの寿命を縮める最大の要因は夏の暑さです。
観測データでは、長崎の月ごとの最高気温は32.1℃に達します。
エンジンルーム内は真夏になるとさらに高温になり、この熱がバッテリー内部の劣化を確実に進めます。
夏のあいだに進んだ劣化は、冬に気温が下がったところで一気に表面化します。冬でも最低気温が3.3℃程度にとどまる長崎で、それでも冬にバッテリー上がりが起きるのはこのためです。
加えて、海沿いを走る機会が多い地域では、潮風による端子まわりの腐食にも注意が必要です。
端子に白い粉のようなものが吹いていたら、接触不良のサインです。
長崎のクルマの使われ方と充電不足
自動車検査登録情報協会の調査によると、長崎県の自家用乗用車の世帯当たり普及台数は1.099台で全国36位です(令和7年3月末現在/全国平均1.009台)。
全国平均を100とすると109という水準で、おおむね一世帯に一台以上が行き渡っており、日常の足として車が欠かせない地域です。
毎日乗る車であれば充電される機会も多いのですが、それでもバッテリーの寿命そのものは2年から3年でやってきます。
「毎日乗っているから大丈夫」ということはありません。
通勤や送り迎えで毎日使っている車ほど、いざ止まってしまったときの影響が大きくなります。
長崎のように車が生活に直結している地域だからこそ、寿命が来る前の計画的な交換が大切です。
長崎でバッテリーが上がってしまったときは
それでもバッテリーが上がってしまったときは、JAFや任意保険に付帯するロードサービスを呼ぶことになります。
JAFは長崎県内にも支部・拠点があり、バッテリー上がりはロードサービスの出動理由として毎年上位を占めています。
JAF会員であれば、バッテリー上がりの応急始動作業は無料です。自動車保険に付帯するロードサービスでも対応してもらえる場合が多いので、契約内容を確認しておきましょう。
ただし、応急始動はあくまでその場でエンジンをかけるための処置です。
一度上がってしまったバッテリーは内部が傷んでいるため、始動できたからといってそのまま乗り続けるのは危険です。
近いうちに必ず同じことが起きますので、早めに交換しましょう。
なお、出先で急にバッテリーが上がると、選べるお店も限られ、価格を比較する余裕もないまま交換することになります。
余裕のあるうちに交換したほうが、結果的に安く済みます。
バッテリー交換が必要かどうかを自分で見分ける方法
専用の機器がなくてもわかる、交換時期が近いサイン
バッテリーの状態は、本来はテスターで測るのが確実です。
ただし、専用の機器がなくても、日常のちょっとした変化で寿命が近いことに気づくことができます。
もっとも分かりやすいのが、エンジンをかけるときのセルモーターの音です。
キーをひねったとき(またはスタートボタンを押したとき)の「キュルキュルキュル」という音が、以前より重く、遅く、長く感じるようになったら、バッテリーが弱っているサインです。
特に一晩置いた朝一番の始動で症状が出やすいので、朝のエンジン始動時の音を意識してみてください。
長崎のように厳しい冷え込みが少ない地域では変化が分かりにくく、気づいたときには手遅れということもあります。
そのほかにも、次のような変化があればバッテリーの劣化を疑ってよいでしょう。
- アイドリング中はヘッドライトが暗く、アクセルを踏むと明るくなる
- パワーウィンドウの開閉が遅くなった
- アイドリングストップが作動しなくなった、または作動してもすぐエンジンが再始動する
- エンジンを止めた状態でホーンの音が弱い
- エンジン始動直後に、時計やオーディオの設定がリセットされていることがある
アイドリングストップ車は、バッテリーの状態を車が常に監視していて、弱ってくると自動でアイドリングストップを止めます。
「最近アイドリングストップしないな」と感じたら、車がバッテリーの劣化を教えてくれていると考えてください。
バッテリー本体を目で見て確認できること
ボンネットを開けて、バッテリー本体を見るだけでも分かることがあります。
- 交換時期のステッカーや本体の製造年月の刻印で、何年使っているかを確認する
- 本体の側面が膨らんでいないか、液漏れの跡がないか
- 端子のまわりに白い粉のようなものが吹いていないか
- 点検窓(インジケーター)がある場合は、その色
- 側面から液面が見えるタイプなら、UPPER と LOWER の間に収まっているか
使用年数は最も確実な判断材料です。交換から2年から3年が経っているなら、まだ調子がよくても交換を検討する時期です。
前回いつ交換したか分からない場合は、バッテリー本体に貼られたステッカーや、車検・点検の記録簿を確認してみてください。
なお、注意点がいくつかあります。
点検窓の色が示す意味はメーカーによって異なりますので、本体に書かれた説明を確認してください。
また、最近主流のメンテナンスフリーバッテリーや、ハイブリッド車の補機バッテリーは密閉されているため、液面の確認や補水はできません。
迷ったらお店の無料点検を利用するのが確実
ここまで紹介した方法は、あくまで「弱ってきたかどうか」の目安です。
症状が出ていなくても、バッテリーは突然寿命を迎えることがあります。
確実なのは、専用のテスターで測ってもらうことです。
ガソリンスタンドやカー用品店の多くは、バッテリー点検を無料で行っています。作業は数分で終わりますので、給油や洗車のついでにお願いしてみましょう。
点検では、バッテリーが始動時にどれだけの電流を流せるか(CCA値)を測定し、新品時の性能に対して何パーセントまで落ちているかを数値で示してもらえます。
数値で示されれば、まだ使えるのか、今すぐ交換すべきなのかを迷わず判断できます。
長崎県では、夏の暑さを越えた秋のタイミングで測ってもらうとよいでしょう。
長崎県で安くバッテリーを交換する方法
長崎県でバッテリーを安く買えるお店
実は、自動車用バッテリーはいろんなお店で販売されています。
- ディーラーでバッテリー交換を依頼する
- 出光やエネオスなどのガソリンスタンドでバッテリーを購入する
- オートバックスやイエローハットのようなカー用品専門店でバッテリーを購入する
- ナフコやコメリ、コーナンのようなホームセンターでバッテリーを購入する
- ネット通販でバッテリーを購入する
同じブランドの同じバッテリーでも、買うお店によって値段が倍以上違うケースもあるので、バッテリーをどこで買うかはとても重要です。
長崎県でバッテリー交換の工賃を抑える方法
新しいバッテリーを買ったら、古いバッテリーと交換する必要があります。
- ディーラーにバッテリー交換を依頼する
- 出光やエネオスなどのガソリンスタンドに交換を依頼する
- オートバックスやイエローハットのようなカー用品専門店に交換を依頼する
- JAFに交換してもらう
- DIYで交換する
バッテリー交換作業自体は比較的簡単な作業です。
車種によっては、時計やナビの設定がリセットされたり、車の警告灯が点灯する場合もあります。
取り付けをDIYで行うと工賃は無料ですが、自信がない場合はプロに交換作業を依頼するほうが安心です。
ディーラーでバッテリーを購入して交換する方法
ディーラーで交換すると安心だが高くつく
バッテリー交換でまず思い浮かぶのは、ディーラーでバッテリー交換してもらう方法です。
自動車メーカーの看板を掲げていますので、基本的には新車に搭載されているものと同等の品質や性能をもったバッテリーに交換してもらえるので安心です。
古い車や特殊な車でない限り、ディーラーにはバッテリーの在庫が用意されていますので、急なバッテリートラブルが発生した場合でも、すぐに交換してもらえるというメリットがあります。
デメリットとしては、費用がどうしても高くなることがあげられます。
ディーラーが販売している純正バッテリーはディーラーのみで購入できる専売品で、基本的に定価販売となりますので、同じ性能でも割高になります。
また、ディーラーが取り扱うことができるバッテリーメーカーは決まっていることがほとんどのため、自分でメーカーやブランドを選ぶことは基本的にできません。
ディーラーにバッテリー交換を依頼した場合の工賃は、2,000円~3,000円程度が相場です。
軽自動車やコンパクトカーの標準的なバッテリーであれば、バッテリー代+工賃で1万円程度からが目安ですが、アイドリングストップ車やハイブリッド車の補機バッテリーは部品代そのものが高く、2万円を超えることも珍しくありません。
同じ車種でも長崎県の販売店ごとに価格設定が異なる場合がありますので、事前に見積もりを取って確認しておきましょう。
なお、ディーラーによっては、定期的にバッテリー交換の割引キャンペーンを行っていたり、点検と同時に交換すると割引になったりする場合もありますので、タイミングによっては安く交換できる場合もあります。
持ち込みでディーラーに取り付けだけを依頼できる場合も
バッテリーがまだ寿命を迎えていない場合や、車検や点検のタイミングなど、まだ余裕があるタイミングなので、バッテリーを通販などで安く購入して、バッテリー交換だけをディーラーにお願いしたいと思う人もいるでしょう。
実際に、通販などで購入したバッテリーを持ち込んで、バッテリー交換作業だけを依頼することができるディーラーもあります。
ただし、持ち込み品の作業を一切受け付けない方針のディーラーや、点検や車検整備と同時なら対応してもらえるディーラー、持込部品の工賃が割高に設定されているディーラーなど様々です。
最終的にはディーラーの方針と交渉次第ということになります。
ガソリンスタンドでバッテリーを交換する方法
意外に人気なガソリンスタンドのバッテリー交換
気軽にバッテリー交換ができる場所としては、身近なガソリンスタンドがあります。
日頃給油や洗車をしているガソリンスタンドでも、バッテリー交換ができます。
ガソリンスタンドの店員さんが給油してくれるフルサービス型のガソリンスタンドはもちろん、最近の主流となっている自分で給油するセルフ式ガソリンスタンドでも、バッテリー交換ができる場合があります。
ガソリンスタンドでは、タイヤやバッテリーの販売にも力を入れていて、各社がオリジナルブランドのバッテリーを取り扱っています。
エネオスは「VICTORY FORCE(ビクトリーフォース)」、出光は「ZAXIA(ザクシア)」、コスモ石油は「ECO.R(エコアール)」がオリジナルブランドのバッテリーです。
また、石油元売りブランドのバッテリーだけではなく、ガソリンスタンド運営会社のプライベートブランドバッテリーや、各種ブランドのバッテリーを幅広く取り扱っているスタンドもあります。
ガソリンスタンドならリーズナブルに交換できる
強引に交換をすすめてくるイメージの強いガソリンスタンドですが、セルフスタンドが増えてきた最近では強引な売り込みも減ってきているようです。
ガソリンスタンドは同じ石油会社でも運営会社がそれぞれ違うため、バッテリーの品揃えや価格、工賃も違います。
取扱うブランドや、在庫の保有状況はガソリンスタンドの方針によるため、飛び込みで行くと希望する商品の在庫がないケースもあります。
バッテリー点検は無料でやってくれるガソリンスタンドが多いので、給油のついでに診断してもらい、バッテリー交換したい場合は予約しておいたほうが間違いないでしょう。
ガソリンスタンドの場合、バッテリー交換の工賃は、500円~1000円程度が相場です。
ハイブリッド車などの交換は機材がないため対応できないガソリンスタンドがありますので、確認しておきましょう。
比較的安価なものから高性能なバッテリーまで、予算に合わせて幅広く選べるガソリンスタンドもあります。
また、通販など他店で購入したバッテリーの交換を積極的に受け付けている、宇佐美グループのようなガソリンスタンドもあります。
長崎のカー用品店でバッテリーを交換する方法
品揃えとスピーディーな交換が魅力
バッテリー交換でまず思い浮かぶのは、カー用品店ではないでしょうか。
オートバックスやイエローハットのような全国展開しているチェーン店では、ピットを備えており、バッテリーの販売から取り付けまでサポートしてもらえます。
カー用品店の魅力は、品揃えの多さです。
高性能なブランドバッテリーから、低価格なプライベートブランドのバッテリーまで幅広く取り揃えています。
同じ規格のバッテリーでも、性能やブランドで複数から選べるケースがほとんどです。
また、品揃えが豊富なため、電装品が多い場合などにバッテリー容量をアップすることもできます。
混雑状況によりますが、バッテリーを購入してすぐに交換することができるのも、カー用品専門店の魅力です。
オートバックスは「AQ.」と「GAIA」、イエローハットは「YB」バッテリーなどのプライベートブランドから、ボッシュ、パナソニック、GSユアサなどの大手メーカーの商品を取り扱っています。
カー用品専門店の場合、自店で購入したバッテリーの交換工賃は500円程度が相場です。
また、オートバックスのメンテナンス会員に入会していると、バッテリー交換の工賃は無料になります。
カー用品店は同じ看板を掲げていても経営は別会社のことが多いため、同じ商品でも店舗ごとに価格が違う場合があります。
また、バッテリーの持ち込み交換についても、受け付けていない店舗がありますので、確認が必要です。
長崎のホームセンターでバッテリーを購入する方法
仕様が合えば国産バッテリーが割安に購入できることも
バッテリーを購入できる意外な場所としては、ホームセンターがあります。
長崎県では、ナフコやコメリ、コーナンといったホームセンターで、自動車用バッテリーを販売しています。
ホームセンターの魅力は価格の安さです。
GSユアサやパナソニック、古河電池などの国産メーカーや、海外メーカーと連携した、オリジナルブランドのバッテリーが販売されています。
販売されているのは、軽自動車や軽トラックなど、売れ筋の商品が中心ですが、サイズがあえばかなり割安な価格で購入できます。
ホームセンターではバッテリーの販売のみで、交換サービスは行っていないことがほとんどです。
バッテリーを持ち帰って自分で交換するか、ディーラーやガソリンスタンドなどに持ち込んで交換してもらうことになります。
なお、JAFのロードサービスは、バッテリー上がりなどで走行に支障が出ている場合に限り、持ち込んだバッテリーへの交換にも対応してもらえます。車が問題なく走る状態での予防的な交換は対象外なので、その場合はお店やディーラーに依頼しましょう。
ネット通販でバッテリーを交換する方法
自宅に居ながらバッテリーを安く購入できる
バッテリーをネット通販で購入する方法もあります。
ディーラーで販売されているような国内大手メーカーのバッテリーから、ネットメインで販売している海外製の輸入バッテリーまで、予算に合わせて購入することができます。
通販の魅力は品ぞろえの豊富さと価格の安さです。
ディーラーの半分以下の値段で、輸入バッテリーを購入することもできます。
通販の場合、取り付けはDIYが原則ですが、楽天Carなどショップによっては整備工場やガソリンスタンドと提携して取り付けサービスを行っている場合もあります。
JAFのロードサービスも、バッテリー上がりで走行に支障が出ているときに限り、通販などで買って持ち込んだバッテリーへの交換に対応してもらえます。不具合がなく普通に走れるうちの交換は対象外なので、余裕をもって早めに交換しておきましょう。
デメリットとしては、送料がかかる点と、サポート対応が限られる点です。
バッテリーを輸送できる運送会社は佐川急便になるため、地域によっては送料が割高になる場合があります。
また、通販の場合、どうしても初期不良や交換などにはすぐには対応できないため、バッテリーがあがる前に余裕をもって交換する必要があります。
ハイブリッド車の補機バッテリーと駆動用バッテリーの違い
役割がまったく違う2種類のバッテリーが積まれている
ハイブリッド車には、性格のまったく違う2種類のバッテリーが搭載されています。
この違いを知らないと、交換費用の話が噛み合わなくなってしまいます。
ひとつが駆動用バッテリーです。
車を走らせるモーターに電気を送る、ハイブリッドの心臓部にあたる部分で、200V以上の高電圧を扱います。ニッケル水素電池やリチウムイオン電池が使われ、大きく重いため床下や後席の下などに搭載されています。
この駆動用バッテリーは、走行中にエンジンや回生ブレーキによって自動的に充電されるため、ユーザーが日常的に気にする必要はありません。
もうひとつが補機バッテリーです。
こちらはガソリン車に積まれているものと同じ12Vの鉛バッテリーで、役割もほぼ同じです。ハイブリッドシステムを起動させ、ヘッドライトやカーナビ、エアコンといった電装品に電気を送っています。
日ごろ「バッテリー交換」として話題になるのは、このうち補機バッテリーのほうです。
交換が必要になるのは主に補機バッテリー
2つのバッテリーは、寿命も費用もまったく違います。
- 補機バッテリー…寿命は3年から5年程度。交換費用は数万円程度
- 駆動用バッテリー…寿命は10万km前後が目安。交換費用は15万円から50万円程度
駆動用バッテリーは高額ですが、そのぶんメーカーの特別保証が設定されています。
たとえばトヨタの場合、駆動用バッテリーは新車登録から5年間または走行距離10万kmまでが特別保証の対象です(保証内容は車種や年式によって異なり、延長されている場合もあります)。
実際には10万kmを超えても問題なく使えている車が多く、駆動用バッテリーの交換に至るケースは決して多くありません。
一方で見落とされがちなのが、補機バッテリーは駆動用バッテリーの保証の対象外だという点です。
補機バッテリーはガソリン車と同じように消耗していきますので、3年から5年ごとの交換が必要になります。
そして重要なのが、補機バッテリーが上がると、駆動用バッテリーがどれだけ充電されていてもハイブリッドシステムは起動しないということです。
「ハイブリッド車なのにバッテリーが上がって動かない」というトラブルは、そのほとんどが補機バッテリーの寿命によるものです。
補機バッテリーは専用品で、交換できるお店が限られる
ハイブリッド車の補機バッテリーを選ぶときは、注意が必要です。
ガソリン車用の安価な汎用バッテリーを流用することはできません。
ハイブリッド車の補機バッテリーは、車室内やトランクルームに搭載されることが多いため、充電時に発生するガスを車外へ逃がすホースの取り付け口を備えた密閉構造になっています。欧州規格(EN規格・LN規格)が採用されている車種も多く、サイズや端子の形状も専用です。
そのため、同じ12Vバッテリーでも価格はガソリン車用より高めになります。
また、搭載場所が特殊で、交換時にはコンピューターの設定を保持する作業が必要な車種もあるため、ガソリンスタンドやカー用品店では在庫がなかったり、作業自体を受け付けていなかったりする場合があります。
ハイブリッド車の場合は、事前に対応可能かどうかを電話で確認してから行くのが確実です。
長崎県でも、ハイブリッド車用の補機バッテリーを常時在庫している店舗はガソリン車用ほど多くありません。長崎でお乗りの方は、ディーラーか、ハイブリッド対応をうたっている整備工場・カー用品店を確認しておくと安心です。
もうひとつ、覚えておきたい注意点があります。
ハイブリッド車で、バッテリーが上がった他の車を救援することはできません。
トヨタやホンダの取扱説明書にも明記されており、大きな電流が流れることでハイブリッドシステムが故障するおそれがあるためです。
逆に、ハイブリッド車がガソリン車から救援してもらうことは可能です。その場合はエンジンルーム内に用意された救援用端子を使います。
